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事業とは、なんぞや?

再び長野より。

事業とは事業にあらず、
「特(徳)業」にせねばならない。
事業なぞ、誰にでもできるからだ。
私利私欲、自己満足では、
特別な想いはこもらないし、
徳を積むことはできない。
単なる事ではなく、
深い洞察と熱のこもった、特別な事である。

そして次にそれは「道業」となる。
人にとって大切な道を拓き、
道を示すものにならねばならぬ。

道を突き詰め、
形式的・表面的な真理が
ようやく、迫ったものとして理解したとき、
つまり、何か大いなる意思のようなものに
「生かされてある」
ということを真に知ったとき、
それは「天業」となり得る。

この四つの業を巡る、
これぞ人生。

合気道の師範が、真剣な眼差しで
僕に教えてくれました。
事業は事業にあらず。
人生は、自己実現といった人がいるけど、
それはおそらく「道業」止まり。
事業を「天業に」まで高めようとする
初心を持て!
そんなことをガツンと言われた気がします。

起業に向けてようやく具体行動を起こしつつある今、
気が思いっきり引き締まる
良いお話が聞けたこと、感謝です。

W.
# by w-tagebuch | 2010-08-22 20:04 | 人生・生活

カフェ研修から戻る。 「枠」ということ

長野、カフェ研修から帰ってまいりました。
一週間が一カ月に感じられたくらい、全てが濃い内容で、
自分自身の中の価値観や考え方、そして未来像にまで
変革が起きたようです。

毎朝大体、4時半ごろには起きて(蚊・ハエ・カラスに起こされて)
6時過ぎには、カフェの掃除が始まります。
7時くらいからコーヒーの生豆の選別が始まり、
種類ごとに順次焙煎をします。
豆の産地によって、香りも大きさも水分量も、
はてまた欠点豆の多さも明らかに違うのがびっくり。
そりゃあ、味だって違うでしょうね(^_^;)
8時ごろから夏なのでアイスコーヒーをおとしたり、
コーヒーを入れる練習をさせていただいたりで9時開店。
18時閉店にもかかわらず、常連さんにあわせて、
毎日19~20時に閉店します。
それからマスターのご厚意で、共に食事をし、温泉に入り、
色々なお話をして、大体寝床に帰るのが23時。
くったくたで、ばたんキューの毎日でした。
一週間、マスターのあとを金魚のフンのように追いかけ、
まるで家族のような感じでした。
本当に感謝しています。

コーヒーの技術なんて、一週間ですからね。
学んだといえないほどでしょうけど、
でも、十数回はカウンターに立って
実際のお客様にコーヒーを入れることもあり、
アイスコーヒーは、僕が作ったりしていました。
本当に美味しいコーヒーをいれるなら、
やはり技術は大事ですが、
豆の美味しさ、焙煎加減が基本の味ですね。
ど素人の僕が入れたって、普段飲むものよりも
各段に美味しいコーヒーができます。
お湯のおとし具合にようやく慣れたかな、
そして、それぞれのコーヒーの風味や味、香りの違い、
そしてその美味しさがよ~~~くわかったかな~
という一週間でした。

コーヒーのことよりも、もっと大きな収穫がありました。
それは、マスターとのお話や、様々な方々との出会い・助言によって
自分のこれからの進むべき道がようやく具体的な形を帯びてきたということです。

経営・運営の大事なポイントや考え方はみっちり叩き込まれました。
そして何より、信念を持ってブレずに生きていくということを
マスターをはじめ、地元の方々(ほとんどお客様)が
具体的な模範として、僕に示してくれたのです。

お店のお客様で、創作料理の陽気なレストランオーナーの方が、
研修初日にお話ししてくれたこと、これはものすごく心に残りました。
夜中も11時ごろで、眠気とひどい頭痛でフラフラでしたが、
その話が始まってすぐ、僕は自分の不調なんてすぐに吹っ飛ぶのを感じて、
そして聴き入ったのです。
鳥ってな、枠を持ってないだ。
だから好きなんだけどな。
例えばな、目の前に獲物があるとしてな、
鳥はそれを見たらな、すぐにそれをつかみにいくんだな。
自分がな、獲物、対象物になっちまうだよ。
それしか見えなくなるんだな。
人ってな、枠だらけなんだな。
目の前に目標があってもな、
自分の枠でそれを判断しようとするんだな。
だから、すぐにその目標をつかみにいかないんだな。
あーだこーだ枠の中で考えちまうだよ。
現実がどーだとか、お金がどーだとか、
すぐに目標からブレるんだな。
枠があるからな、自分を対象物にできないんだな。
鳥は自然だな。自然ってのは枠がないんだな。
だから、おれは鳥が好きなんだな。
恐れ入ってしまいました。このお話。
その通りですから。
自分の目標とするものは何なのか、
それを本当につかむために、自分自身は何をするのか?
いつもそれを邪魔するのは、自分自身の「枠」なんだと。
それが勝手に表に出てきちゃう。
物事、人の本質を見る前に、「枠」で判断するように
いつの間にかなっている。
対象物になりきれない、相手になりきれない。
だから、ブレるんだって。
気持ちに左右されるということはブレている証拠。
それは悲しいことなんだなって、お話を聞きながら思っていました。

この「枠」ってのは、なんなのかね。
いつも思うのは、それは「恐れ」を生むものだということ。
でも、何が恐いんだろう、とふと思う。
本当の恐さは、「目標からブレた、的外れな生き方にある」、
そんなことをガツンと言われた気がします。

今まで思い描いていた未来像を、いったん白紙にしました。
なぜなら、自分の求める理念からいつの間にかそれていて、
ありきたりな現実に囚われた考え方をしていたからです。
そうしたら一気に見えました、今後の道。
自分の想いが全て形になり得る道を、
突きつめていこうと決めたのがこの一週間の大収穫。
貴重な出逢い、経験。
マスターのおかげです。感謝!
感謝を形に変えるためにも、
あとは、自分が目標になりきって動くだけです!

「自然の鳥になれ!」

W.
# by w-tagebuch | 2010-08-17 12:21 | 人生・生活

今日から長野入り

暑いですね〜今年の夏は…
身体をあつ〜くしちゃう
牛乳は避けたいとこです。

おもちゃインストラクタ〜の
資格を無事にとって、
今日から本格夏休み!

でも…

家でいも虫化する間もなく、
今日長野入りします。
とあるカフェで
マスター研修を受けてきます。

将来につながることの一つ、
いや、つなげることの一つとして
欠かせないのです。
というわけで、二週間ほど行って参ります。

しかし、絵本に続き「おもちゃ」
ってのもすごく深くて面白い。
世の中、人も社会も専門性も、
まだまだ学ぶことが多い。
偏見をもった瞬間に
世界の広がりはそこまでなんだなと
自分に言い聞かせる。
「仕方がないと思ってしまうこと」を
年のせいにしたり、
忙しさのせいにしたり、
はたまた気持ちのせいにはしたくないものです。
人に対しては、特にそうだと思う。

さあて、怖いけどワクワクしてきたぞ!
やったるぞ!

何かあったら、携帯にご連絡下さい。

W.
# by w-tagebuch | 2010-08-04 09:54 | 人生・生活

な、夏休み…

あっという間に7月も終わりですね。
昨日でテスト期間が終了しました。
よって今日から夏休み…

テストってのも久々だったけど、
夏休みってのは、こりゃまたまた…
うーん、何だか不思議。
ていっても、なんだかんだと
やること目一杯ですがね(^◇^;)

木曜夜は、小ちゃいながら
クラス会?にはならない会
になりましたが、
楽しんでまいりました。

僕は、今本当に恵まれた環境に
いるなって、
思いますよ。
こんなに良いなって思える
人達に囲まれていて、
こりゃ卒業式は泣くな、
なんてふと思いました^^;
それくらい皆、素晴らしくて
優しくて、個性的で。

まずは、人を好きになること。
これがなきゃ一歩だって前に進めない。
人を好きになること。
それは、出逢いを大切にするということ。

W.
# by w-tagebuch | 2010-07-31 00:01 | 出逢い・別れ・再会

デンデンムシノ カナシミ

「デンデンムシノ カナシミ」
は、新美南吉さんの童話です。

実はテスト勉強の一貫なのですが、
この物語が気になってしまい、
勉強がはかどりませぬ…(言い訳。テヘ)
どうしてくれようぞ( *`ω´)
でもすごく心に残る物語ですね。

(あらすじ)
ある日、デンデンムシは、
自分の背中の殻にだけ悲しみが詰まっている
と思い、友に尋ねます。
しかし、どの友にも、
各々の悲しみがあると知り、
悲しむのは私だけではない、
と気付くと、嘆くのをやめました。

(感想)
僕も何度も悲しみに盲目になったことがあります。
自分だけが、まるで悲劇の英雄になったかのように。
形を違えど、誰もがそれぞれの
悲しみを負って生きてるっていう当然のことを、
人はどうして忘れてしまうんでしょうね。
それを知るということは、
人に本来の意味で「恥じる」勇気を与え、
その心を謙虚にするのでしょう。
そして、人の悲しみに想いを巡らせる
「優しさ」をも生むのだと思います。
デーンデーンムシは、
そんな大事なことを教えてくれているんですね。

この物語、絵本もあるようですね。
意地でも手に入れて、
みんなの前で朗読したいものです。

誰にとっても、きっと響くと思う
僕の大好きな言葉が、
次の聖書の言葉です。
ふと思い出されました。

喜ぶ者と共に喜び、
悲しむ者と共に悲しみなさい。
互いの想いを一つにし、
高ぶらずにいなさい。…
(聖書 ローマ人への手紙12:15-16)


さ、いよいよ勉強せんと、あかん。

W.
# by w-tagebuch | 2010-07-25 21:45 | 生・死・苦しみ・悲しみ